哀しみの森に実る
蒼き林檎
一口食すと心は哀しみ色に
包まれ蒼き林檎色に染まる
人の心は裏腹で うつろいやすい
心をのみ込まれてしまった
人々は 悲しみの呪縛から逃れられず
幾度も幾度も同じ気持に
弄ばれ 愛され 忘れられてゆく
愛に焦がれ 愛を憎しみ
哀に愛情と悲しみを
愛しい胸の中に刻みつける
刻み込まれた愛は
哀を探して彷徨う
彷徨い愛に巡り逢う
繰り返しては時を越える
永遠の時を
わたしの中に刻みつけるように